パフォーマンスを最大化する「引き算」の健康論:2026年のビジネス・テック
「何かを足す」ことばかりが注目される現代の健康ブーム。 しかし、ビジネスパフォーマンスを語る上で、いま最も欠けている視点は**「正しく引く」**ということではないでしょうか。
今回は、私が最近ぼんやりと考えていた「引き算の重要性」についてお話しします。
「足し算」の呪縛から抜け出す
最近、SNSではクレアチンが脳に良いとバズっています。確かにサプリメントの効果を否定はしませんが、実は「脳にとってプラスになる習慣」は、何かを飲むこと以外にもっとたくさんあります。
現代の健康観は、足りないものを補おうとする「足し算」に偏りすぎています。 しかし、本来の人間の身体の働きを考えたとき、実は**「余計なものを入れない」**ことの方が、インパクトが大きい場合が多いのです。
なぜ「引き算」が脳を研ぎ澄ますのか
背景をざっくりと言えば、私たちの身体には「飢餓」に適応してきた長い歴史があるからです。
・脂質代謝のスイッチを入れる 極端に糖質を削ることで、身体が脂質をエネルギーに変える能力を高め、ケトン体生成をスムーズにする。
・脳の栄養「BDNF」を活性化させる 断食(ファスティング)の状態を作ることで、脳由来神経栄養因子(BDNF)を活性化させ、脳のパフォーマンスを引き出す。
これらは何かを食べて得るものではなく、「食べないこと」で引き出される恩恵です。
逆に、余計なものを食べ過ぎると、身体は「不要な代謝」にエネルギーを奪われます。その結果、本来発揮されるべき集中力や思考力が損なわれてしまうのです。
歴史が証明する「少食養生」の知恵
「食べないなんて不健康だ」という批判もあるかもしれません。 しかし、歴史を紐解けば、江戸時代の日本や中世ヨーロッパの文献にも「断食による治療」や「少食養生」の記録は数多く存在します。
人類の歴史において、今のように「いつでも食べられる」状態は、ほんのひと握りの期間に過ぎません。私たちの遺伝子は、まだ飽食に適応しきれていないのです。
2026年、ビジネスマンに届ける「健康テック」
私が2026年に伝えていきたいのは、単なる論文ベースのエビデンス論ではありません。 日々戦うビジネスマンの日常に寄り添った、**「パフォーマンスを上げるための健康テック」**です。
難しい数値の話ではなく、「会議で頭を冴え渡らせるには何を引くべきか」「午後のパフォーマンスを落とさない少食のコツ」といった、日常に即した健康の蘊蓄(うんちく)を共有していきたいと考えています。
「正しく引く」ことで、身体の本来のポテンシャルを取り戻す。 2026年、働く人のパフォーマンスを底上げするために、この視点を磨き続けていきます。頑張ろう。
ミウラタクヤ








