なぜ「ケトン体は体に悪い」という誤解が広まっているのか?医療現場のレガシーな情報と真実。
こんにちは、ミウラタクヤです。
ダイエットや健康について発信していると、よくこんな意見を耳にします。 「ケトン体が出るのは体に悪いって、お医者さんに言われました」
結論から言うと、これは半分正解で、半分は**大きな「情報のアップデート不足」**です。
今日は、なぜ多くの専門家が「ケトン体=悪」と決めつけてしまうのか、その裏にある「混同」の正体についてお話しします。
1. 最大の誤解:「ケトーシス」と「ケトアシドーシス」
医療従事者の方がケトン体を警戒する最大の理由は、「ケトーシス」と「ケトアシドーシス」を混同していることにあります。
・ケトアシドーシス(危険): 主に糖尿病などでインスリンが全く機能せず、糖も脂質も正常に代謝できない異常事態です。ケトン体が際限なく増え続け、血液が酸性に傾き、命に関わります。
・ケトーシス(正常): 糖質を控え、脂質をエネルギーとして燃焼させた結果、正常な代謝プロセスとしてケトン体が出ている状態です。これは「ハイブリッド車が電気で走っている」ようなもので、全く問題ありません。
この2つは「名前は似ているが、中身は別物」なのですが、医学教育の現場ではケトン体を「病気のサイン」として習うことが多いため、条件反射で「ケトン体=危険」と脳内変換されてしまうのです。
2. ケトン体は「良質なエネルギー」である
「糖質はメインエンジン、ケトン体は非常用」と思われがちですが、最近の研究ではその評価が逆転しつつあります。
ケトン体は脳のエネルギーの約7割を代替できるだけでなく、以下のようなメリットがあると言われています。
・エネルギー効率が良い: 糖質よりも少ない酸素で、効率よくエネルギー(ATP)を作れる。
・「ゴミ」が出にくい: 代謝の過程で発生する活性酸素(酸化ストレス)が、糖質よりも少ない。
・炎症を抑える: ケトン体そのものが、体内の炎症を抑えるシグナルとして働く。
つまり、ただの代用エネルギーではなく、**「糖質よりもクリーンで効率的なエネルギー」**という側面があるのです。
3. 情報のアップデートが止まった「レガシー」な世界
もちろん、すべての人にケトジェニックが100%正解とは言いません。体質や持病による向き不向きは必ずあります。
しかし、自分の持っている古い知識(レガシーな情報)に囚われて、新しいエビデンスを調べようとしない姿勢は、健康を支えるプロとして少し寂しいものがあります。
「昔こう習ったから」ではなく、「今の科学ではどう言われているか」を常にアップデートしていくこと。
僕自身、ダイエット研究家として、常に最新の情報を「筋肉質な言葉」で届けていきたいと思っています。
ミウラタクヤ商店・店主 ミウラタクヤ








