痩せられないのは私の努力不足ですねと言う言葉への違和感
「努力不足」と思い込む必要はない
ダイエット相談でよく耳にするのが、「痩せられないのは私の努力不足ですね」という言葉です。でも、僕はこの考え方に強い違和感を覚えます。
なぜなら、ダイエットの失敗は必ずしも「努力不足」ではなく、目標達成までの道筋や準備、期間が不十分である場合が多いからです。特にダイエットには期限がありません。それにもかかわらず、「ここまでに痩せられなかったから失敗だ」と自分で期限を決めてしまい、悲観的になる方をよく見かけます。
しかし、失敗を気にして自分を責めたところで、生活が良くなることはありません。それどころか、自己批判によるネガティブな感情が行動の足を引っ張ることさえあります。
「失敗」と思う前にやるべきこと
もし「失敗した」と感じるのであれば、次に何を改善すれば良いかを考えることが最優先です。改善のプロセスを進めることなく、「自分は努力不足だ」と感情的に自分を批判するのは無意味です。むしろ、それは自己成長の機会を逃しているに過ぎません。
失敗を「自分のせい」と思い込むと、そこから何も進まなくなります。ダイエットは、感情ではなく数字や行動の具体的な改善がカギです。どこに問題があったのかを冷静に分析し、次の行動に結びつけることでしか、成果は得られません。
努力不足ではなく、プロセスの問題
ダイエットがうまくいかない場合、それは単にプロセスが体に合っていないだけです。
たとえば、食事制限が不十分だったり、運動の種類や頻度が適切でなかったりすることが原因の場合がほとんどです。これは、努力が足りないわけではなく、やり方が適切でなかっただけです。
改善を繰り返しながら、プロセスを自分に合った形に調整していけば、必ず成果が出てきます。もちろん、病気や体質的な理由で痩せにくい方もいらっしゃいますので、一概には言えませんが、普通に考えれば、人間は痩せることができる生物です。
感情的にならず、冷静に行動を見直そう
感情的に「自分はダメだ」と思うのをやめましょう。
自己批判には何のメリットもありません。むしろ、それよりも冷静に、自分の行動や食事を見直し、プロセスを整えることに集中する方がはるかに効果的です。
以下のようなポイントを見直してみてください:
- 食事内容:どれだけ糖質や脂質を制限できているか?
- 食事のタイミング:不規則な食事になっていないか?
- 運動習慣:体に負担がかかりすぎていないか、継続しやすいものになっているか?
これらを一つずつ改善していくことが、成功への道につながります。
「失敗ではなく、道半ば」
ダイエットにおいて「失敗」とは、まだ道の途中であることに過ぎません。自分を悲観する時間を減らし、その時間を次の改善に使うべきです。
ダイエットには期限はありません。
自分のペースで取り組みながら、試行錯誤を繰り返すことで最適なプロセスを見つけ出すことができます。
結果を出すために大切なのは、自己批判ではなく、行動を前に進めるための具体的な改善です。
それでは本日は以上です!