
ケトタリアンて知ってる?
脂質で生きる“ゆるベジ”スタイルのすすめ。
「ケトジェニック」と「ベジタリアン」。
この2つの言葉、正直あんまり仲良くなさそうに見えません?
片方は「肉も魚もチーズもOK!脂をしっかり摂ろう」って言ってて、
もう片方は「お肉や魚は控えて、野菜や穀物中心にしましょう」って言ってる。
なのに、最近この正反対に見える2つのいいとこ取りをしたような食事スタイルが登場してるんです。
その名も ケトタリアン(Ketotarian)。
今日はこのちょっとニッチで、でも意外と実践しやすい食スタイルについて紹介します。
ケトタリアンって何?
ケトタリアンは、ざっくり言うと
糖質をカットしながら、植物性中心で脂質をしっかり摂る食事法のこと。
「糖質オフ=肉とバターでしょ?」と思ってる人にはちょっと意外かもしれませんが、
アボカド、ナッツ、オリーブオイル、豆腐、納豆、海藻など、
植物性でもケトはできるんです。
海外のヘルスコンシャスな人たちが注目し始めたスタイルで、
“ケト×プラントベース”というちょっとオシャレで体にも優しいバランスが人気の理由です。
具体的に何を食べるの?
ケトタリアンの定番食材をいくつか挙げるとこんな感じ:
・アボカド(脂質+食物繊維の王様)
・オリーブオイル・ココナッツオイル(エネルギー源)
・アーモンドやくるみなどのナッツ類
・亜麻仁、チアシードなどのスーパーフード系の種
・大豆製品(豆腐、納豆、厚揚げなど)
・緑黄色野菜、葉物野菜、きのこ、海藻類
要するに、糖質の多い穀類やイモ類、甘いスナックは避けるけれど、
植物性のたんぱく質や脂質はしっかり摂るというのが基本ルール。
ケトタリアンにとっての“必須アイテム” —— MCTオイル
そして、ケトタリアン生活で僕が「これは欠かせない!」と思っているのが、
MCTオイル(中鎖脂肪酸油)です。
MCTオイルは、ココナッツなどに含まれる脂肪酸から作られた油で、
他の油と比べて消化・吸収がめちゃくちゃ早い。
体内ですぐに**ケトン体(脂肪をエネルギーに変える物質)**に変換されるので、
糖質をカットしていてもエネルギー不足を感じにくくなるんです。
朝にブラックコーヒー+MCTオイルを入れて飲んだり、
サラダや豆腐にちょいかけしたり、使い方も超シンプル。
とくに動物性の脂を控えているケトタリアンにとっては、
“植物性でありながら即効性のある脂質”として、ほんとにありがたい存在です。
卵は食べてもいいの?
これ、よく聞かれる質問です。
結論から言うと、卵はOKです!
ケトタリアンは、あくまで「動物性を控えめにしたケトジェニック」であって、
完全なヴィーガンではありません。
人によっては卵や乳製品(チーズ、ギーなど)も取り入れてますし、
「ペスカタリアン(魚は食べるベジタリアン)」寄りの人もいたりします。
つまり、自分に合うバランスでOK。
卵は、ケト的にも栄養的にも超優秀なので、取り入れている人が多いです。
メリットとデメリットは?
メリット:
・糖質を抑えつつ、植物性メインで腸にもやさしい
・動物性に偏らず、環境への配慮にもつながる
・重すぎないのに、エネルギー切れしにくい
デメリット:
・たんぱく質量の確保にちょっと工夫が必要
・外食ではまだまだ選択肢が少ない
・情報が少なく、始め方がわかりにくい
僕の感想
個人的には、「がっつりケトジェニックはちょっときついな…」って人に、
ケトタリアンってすごく向いてると思ってます。
特に、40代以降の女性や、体に負担をかけたくないけど糖質制限したい人には、
すごく現実的で優しい選択肢になるはず。
食べ方をちょっと変えるだけで、
「なんか朝のだるさが違う」とか「午後に眠くなりにくい」とか、
小さな変化を感じられるかもしれません。
まとめ:ちょっとゆるく始めてみよう。
ケトタリアンは、「ルールに縛られない、ゆるく長く続けられる糖質制限」。
厳密な菜食主義じゃなくてOK。
“植物性メインで糖質オフ”というスタイルだけ覚えて、
あとは自分に合うようにアレンジしていい。
「とにかく続けやすいこと」が、一番大事です。
「肉ばっかりの糖質制限がちょっとしんどくなってきた」
「ダイエットしたいけど体にも心にも優しくやりたい」
そんな人は、今日の食事から少しだけ“ケトタリアン”を意識してみると、
新しい気づきがあるかもしれませんよ。