
【数字だけで判断しない】ダイエットも仕事も「具体と抽象」の往復がカギ
僕も昔、数字とかエビデンスを大事にし始めたときに
「おれ、ちょっと賢くなったかも?」って思ってました。笑
たしかに、データや統計を読み解く力は大事。
でも、それだけで判断できるほど、現実は単純じゃない。
科学的根拠「だけ」で語ると、逆にズレる
たとえばダイエットの話。
「糖質制限はこういう論文がある」とか
「このサプリにはこんなデータがある」とか。
それって間違ってないんだけど、
現実に応用しようと思うと、うまくいかないことも多い。
なぜかというと、
人間はデータ通りには動かないから。
数字や科学的根拠は「参考情報」であって、
それが自分にとって有効かどうかは、体験や文脈とセットで判断しなきゃいけない。
「具体」と「抽象」の往復が理解力を深める
これは僕の経験上の話だけど、
うまくいく人って、たいていこの思考ができてます。
・具体的な体験や現象(例:自分が3kg痩せたときの食事内容)
・抽象的な仕組みや理論(例:糖質を減らすとインスリンの分泌が抑えられる)
この2つを行ったり来たりしながら、
「自分の中で納得できる仮説」をつくるのが上手い。
因果関係と相関関係、どっちも大事
もう一つ大事なのがこの2つ。
・因果関係=AがBを引き起こした
・相関関係=AとBが一緒に起きているけど、直接の因果はわからない
これも「どっちが正しいか」じゃなくて、
「どっちの視点も持つ」が正解。
ダイエットや仕事の成果って、単純な原因と結果だけで語れない。
主観と統計、因果と相関、具体と抽象。
これらをバランスよく見ながら、自分の答えを作っていくのが一番強いと思います。
科学っぽい話は、誰でも言える時代だからこそ
最近はちょっと勉強すれば、
誰でもそれっぽいデータを語れる時代になった。
でも、それだけで「信頼される人」や「成果を出せる人」にはなれない。
むしろ、体験や現場感覚を持ちながら数字を解釈できる人が強い。
僕はダイエット業界や健康業界を見ていても、
論文ばかり語る人で“すごい結果を出してる人”ってあんまり見たことないんですよね。
結論:自分の解釈を持てるようになろう
最後にこれだけ言いたいのは、
「自分の中で意味づけができる」ってことが、めちゃくちゃ大事。
主観とデータを行ったり来たりして、
「これは自分に合うな」「これは違うな」って判断できるようになると、
ダイエットも仕事も、ブレなくなる。
数字だけに振り回されず、
でも主観だけにも偏らず。
そんなバランス感覚を持てるようになると、
人生いろいろうまくいきます。