
脂肪が燃えやすい体をつくるカギ
それは「代謝柔軟性」でした。
こんにちは、ミウラです。
「痩せやすい体質って結局どうやったら手に入るの?」
その答えのひとつが、代謝柔軟性(metabolic flexibility)です。
今日は、この代謝柔軟性を育てる方法として注目されている「ケトジェニックダイエット」について、
そして日常的に食べている“おにぎり”がその代謝スイッチにどんな影響を与えるのかを解説していきます。
代謝柔軟性とは?
体が“脂肪も糖も”使いこなせる能力
代謝柔軟性とは、体が状況に応じて糖質も脂質もスムーズにエネルギー源として活用できる能力のこと。
たとえば、
・食後は糖を使って
・空腹時や運動中は脂肪を使う
というように、体が燃料を自在に切り替えられる状態が理想です。
ところが現代人は“糖質依存”になりがち
白米、パン、パスタ、スイーツ…
現代の食生活では常に糖質が供給されるため、体は「糖しか使わない体質」になってしまいがち。
その結果、脂質代謝が下手になり、空腹に弱く、太りやすい体になっていくのです。
ケトジェニックダイエットが代謝柔軟性を育てる理由
ケトジェニックでは糖質を抑えることで、体が脂肪をメインの燃料として使う環境を作ります。
このとき体は、脂肪酸やケトン体を使ってエネルギーを作り出すモードに入り、
普段眠っていた脂質代謝回路が目覚めていきます。
このプロセスを繰り返すことで、
糖がないと動けない体 → 脂肪も使える体へと進化し、
「代謝柔軟性の高い=痩せやすい体質」が育っていくのです。
そんな中、要注意なのがおにぎり1個
ここで登場するのが、日常食の定番“おにぎり”。
実は、おにぎり1個には約35〜45gの糖質が含まれています。
これは、ケトジェニック中の1日分の糖質許容量を一瞬でオーバーしてしまう量。
おにぎりを食べる
→ 血糖値が急上昇
→ インスリン大量分泌
→ 脂肪燃焼がストップ
→ 代謝スイッチが「糖モード」に逆戻り
つまり、せっかく脂肪を燃やし始めた体を、また“糖に頼る体”に戻してしまう可能性があるんです。
糖質は敵じゃない。でも「タイミング」がすべて
おにぎりが悪いわけではありません。
ただし、「脂肪を燃やして痩せたい」「代謝柔軟性を高めたい」という目的があるなら、
その目的と食べるタイミングが合っているか?を見直すことが大事です。
まとめ:痩せるために必要なのは「代謝のスイッチ」を自由に切り替えられる体
・ケトジェニックで脂質代謝能力が高まる
・糖質制限で「脂肪を燃やす回路」が育つ
・おにぎり1個で代謝のスイッチが逆戻りすることもある
・だからこそ、糖質の摂取は“目的ベース”で選ぶべき
最後に
痩せやすい体は、ただ「カロリーを減らす」ことでは手に入りません。
「脂肪を燃料として使える代謝の仕組み」を育てることが、リバウンドしないダイエットの本質です。
もしあなたが「努力しても痩せない」と感じているなら、
それは“努力の方向”が少しズレているだけかもしれません。
代謝のスイッチ、ちゃんと脂肪燃焼モードに入ってますか?