
【徹底解説】糖質100gの“なんちゃって糖質制限”が意味ない理由と、成功させるための栄養戦略
こんにちは、ミウラタクヤ商店の三浦です。
今回は、糖質制限ダイエットに取り組んでいる方や、これから始めようとしている方によくある誤解についてお話しします。
それは――
「糖質100gに抑えたら、それは糖質制限ダイエットになる」という思い込み。
もちろん、糖質100gの食事にして痩せる方もいます。ただし、それは糖質制限による「脂肪燃焼スイッチ」が入った結果ではなく、単なるカロリー摂取量の減少による体重減少の可能性もあります。
糖質制限の本質や、体脂肪をしっかり燃やすための栄養アプローチについて、今回は深掘りしていきます。
✅ 糖質100gでも痩せることはあるが…
例えば「1食のごはんを100gにしています」といった食事調整をして体重が減る人も確かにいます。これはカロリー制限の効果であり、糖質制限のメカニズムが働いた結果とは必ずしも限りません。
糖質制限ダイエットの本質は、「糖質を極端に減らすことで脂質代謝を優位にする=体脂肪をエネルギーとして使う体に変えること」にあります。
✅ 糖質制限の目的は「脂質で動く体をつくること」
本物の糖質制限では、1日30〜50g程度に糖質を抑えることが一般的です。これにより体内の糖質(グリコーゲン)が枯渇し、脂質が主要なエネルギー源となる=脂質代謝のスイッチが入る状態(ケトーシス)になります。
その結果、インスリンの分泌も穏やかになり、体脂肪を蓄積しにくく、かつ分解しやすい体へと変化していきます。
✅ 100g制限でもケトーシスに入れる人はいるが…
糖質100gの食事制限でも、代謝の早い人や日常的に運動をしている人などはケトーシスに入るケースもあります。実際、個人差が大きいため、一律に「100gは意味がない」とは言い切れません。
ただ、僕の経験上では、「夜だけご飯を抜いてます」といった緩やかな糖質制限だけでは、体脂肪がはっきり減っていくような変化が感じにくいとおっしゃる方もいらっしゃいます。
そのため、ダイエットの方法として明確に「体脂肪を燃やす」ことを目的にするならば、糖質を1日30〜50g程度にしっかり制限した方が良いというのが僕のおすすめです。
✅ 糖質を制限する“行動”と、糖質制限で痩せる“結果”は別
ここで重要なのが、
糖質100gの制限は「糖質制限」という“行動”ではあるが、それによって「糖質制限ダイエットで痩せた」と言える“結果”が出ているとは限らない。
という視点です。
行動と結果を混同すると、思ったように体脂肪が落ちずに「糖質制限って意味ないじゃん」と感じてしまう原因にもなります。
✅ 脂質代謝を活性化させる栄養素たち
糖質制限を成功させるには、「糖質を減らすこと」だけでなく、「脂質代謝を活性化させるための栄養補給」も重要です。ここからはおすすめの栄養素やサプリをご紹介します。
🔸 MCTオイル(中鎖脂肪酸)
・肝臓で素早く分解 → ケトン体をつくる材料になる
・朝のコーヒーやスムージーに入れると◎
・初心者は小さじ1からスタート(お腹がゆるくなることあり)
🔸 BHBサプリ(β-ヒドロキシ酪酸)
・ケトン体そのものを摂取できる
・ケトーシス導入時の「だるさ」「眠気」などを和らげてくれる
・一時的なエネルギー補助として活用可能
🔸 カルニチン
・脂肪酸をミトコンドリアに運ぶ“運び屋”
・500〜1000mg/日を目安に摂取すると脂肪燃焼サポートに役立つ
🔸 ビタミンB群(B1〜B6、特にB2・B3)
・脂質や糖の代謝を円滑にする補酵素
・ミトコンドリアを活性化し、エネルギー産生効率を高める
🔸 電解質(マグネシウム・カリウム・ナトリウム)
・糖質を減らすと水分と一緒に抜けてしまう
・ケトフルー(頭痛・倦怠感・筋肉のけいれん)対策に効果的
✅ まとめ:正しく理解して「脂肪が燃える体」へ
糖質を100gに抑えることで痩せることはあります。
ただ、それが糖質制限ダイエットによる脂肪燃焼の成果かどうかは、体の反応や代謝状況によって異なります。
ダイエットとして「体脂肪を燃やすこと」を目的にするならば、
・糖質は1日30〜50g程度まで抑える
・ミトコンドリアの活性に必要な栄養素(ビタミンB群・カルニチンなど)を摂る
・ケトン体やMCTオイルでサポートする
といった栄養と代謝を意識した戦略がカギになります。
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※この記事の内容は一般的な健康情報であり、個別の体質や疾患を考慮した医療的アドバイスではありません。サプリメントの使用は自己責任で、必要に応じて医師や薬剤師にも相談してください。