
PFCバランスの考え方、ちょっと間違ってませんか?
こんにちは、ミウラタクヤです。
今日は「糖質制限ダイエットのPFCバランス」について、よくある勘違いと僕なりの考え方をまとめてみます。
まず、PFCバランスって何?
P=Protein(たんぱく質)
F=Fat(脂質)
C=Carbohydrate(炭水化物)
この3つの栄養素のバランスのことをPFCバランスって呼びます。
そして、このバランスを決める前提になるのが「カロリー計算」です。
カロリーの基本:PFCは何キロカロリー?
・タンパク質:1g=4kcal
・炭水化物 :1g=4kcal
・脂質 :1g=9kcal
このルールを使って、たとえば1日の必要カロリーが1,800kcalの人なら、それをPFCでどう分けるか?という話になるんですね。
糖質制限ダイエットなら「2:7:1」が目安
ケトジェニック(脂質代謝)を目指す場合、目安はこの割合。
P:F:C = 2:7:1
これをベースに計算して、食事を組み立てていくのが理論的なやり方です。
でも、ちょっと待ってください。
脂質を「無理やり」摂ろうとしていませんか?
ここが落とし穴。
「脂質を7割にしなきゃ!」って頑張りすぎて、
結果的にたんぱく質も増えすぎてしまうと、
身体は**糖新生(とうしんせい)**という仕組みで、たんぱく質から糖を作ってしまいます。
つまり、せっかく糖質制限してるのに、身体の中で“糖”が発生してしまうってこと。
これじゃ本末転倒ですよね。
ケトに成功するポイントは「糖質をしっかり抜くこと」
最重要なのは、糖質をちゃんと抜くこと。
肝臓と筋肉にあるグリコーゲン(糖質の貯金)を空っぽにして、脂質代謝に切り替える。
これがケトジェニック状態。脂質が燃えるフェーズです。
だから脂質は「達成しよう」としすぎなくていい
「脂質7割にしなきゃ…!」と数字を優先して、
たんぱく質を無理に増やすぐらいなら、
脂質が多少少なくても、糖質さえ抜けていればOKというのが僕の考えです。
むしろ、脂質を無理に増やそうとすることでカロリーオーバーになってしまうケースもあるので注意です。
まとめ
・糖質制限では P:F:C=2:7:1 を目安に
・脂質を「無理に」達成しようとしなくていい
・大事なのは「糖質を抜いて脂質代謝に入ること」
・カロリーオーバーにも要注意!
もっと具体的なアドバイスが欲しい人へ
糖質制限やPFCバランスの考え方、実際の食事プランに悩んだら、
僕にLINEください。個別に相談に乗ります。
ダイエットって、細かい数字にこだわるのも大事なんですが、
「何を目指してるのか?」をちゃんと理解した上で取り組まないと、逆効果になることもあります。
PFCはあくまで手段。
目的は、「脂肪を燃やせる身体をつくること」ですよ。
ではまた。