
ケトジェニックで発疹が出た!? 「脂肪から毒が出る」のウワサ、あれって本当?
こんにちは、ミウラタクヤ商店の三浦です。
ケトジェニックダイエットを始めた人から、こんな相談をされることがあります。
「ケトやり始めたら、なぜか背中にブツブツが出てきて…これって“毒が出てる”ってことなんですかね?」
実はこれ、「まったく根拠がない」とは言いきれないんです。
今回は、「脂肪から毒が出るってどういうこと?」「なぜ発疹が出るのか?」という点を、ちょっと真面目に掘り下げて解説します。
ケトジェニック中に出る発疹=「ケト疹」って?
まず、ケトジェニックを始めてから胸や背中、首周りに出てくる赤い発疹。これ、**「ケト疹(keto rash)」**と呼ばれます。
・見た目は赤いポツポツ、かゆみあり
・特に汗をかくエリアに出やすい
・かいたあとが色素沈着として残ることも
医学的には「Prurigo pigmentosa(掻痒性色素沈着症)」という皮膚症状に近いとされていて、糖質制限中に見られるケースが多いです。
脂肪から毒が出るって、どういうこと?
ケトジェニックでは、糖の代わりに脂肪をエネルギー源として使うため、体脂肪がガンガン分解されます。
で、ここからが本題。
実は体脂肪って、ただのエネルギーの貯蔵庫じゃなくて、
「脂溶性の有害物質(環境ホルモン・農薬・重金属など)」の一時保管庫にもなってるんです。
なぜ脂肪に毒が溜まるのか?
・ダイオキシン、PCB、BPAなどは「脂に溶ける」性質(=脂溶性)
・水に溶けないため、肝臓や腎臓で処理しきれず、脂肪に“隔離”される
・身体の防御反応として、急性毒性から守るために脂肪に保管される
つまり、体脂肪には「使わないけど処理もできないゴミ」がちょこちょこ溜まってるわけですね。
ケトジェニック中に何が起こる?
脂肪が燃えると、同時にその中に眠ってた“不要物”も一緒に血中に放出されることがあります。
その結果…
・肝臓や腎臓、皮膚などの解毒ルートがフル稼働
・汗や皮脂に混じって毒素が出てくる
・肌の炎症として発疹が出ることがある
これが「ケト疹」の正体だと考えられています。
これって科学的に本当なの?
完全に証明された理論ではありませんが、近いメカニズムを示唆する研究はいくつもあります。
・PCB(有害化学物質)が、体脂肪の減少に伴い血中濃度が上昇(2005, Environmental Health Perspectives)
・「体脂肪が減ることで体内の毒素が再分配される可能性」(2011, Obesity Reviews)
・「脂肪は体内毒素の一時的なストレージである」(2020, Toxins)
つまり、“脂肪が燃えると毒素が一時的に出る”というのは、実際に起きうることなんです。
発疹が出たときの対策
「毒が出てるんだから良いことだ!」と放置するのはちょっと危険。
毒素をうまく処理・排出できるように、以下の対策を取りましょう。
1. 水をしっかり飲む(1.5〜2L/日)
毒素もケトン体も、尿で出すのが一番。水分不足はデトックスの敵です。
2. 食物繊維を摂る(野菜・海藻・きのこ)
胆汁に排出された毒素をキャッチして、そのまま便で出す役割を果たします。
3. ビタミンとミネラルを補う
特にビタミンC、E、B群、亜鉛、マグネシウム。
体内の解毒酵素を助けたり、抗酸化作用で炎症を抑える効果があります。
4. 汗をかく
有害物質の一部は、汗からも出ていきます。
軽い運動やサウナも◎(ただし水分補給は忘れずに)
「毒が出てるから良い」は間違い?
よくある勘違いですが、
「毒が出てる=体に良い反応!」
「不調はデトックスの証拠だから我慢しよう」
これはちょっと乱暴な考えです。
毒が出ても“処理できなければ”逆に不調が長引くだけ。
つまり、出せる身体の準備(排出ルート)が整ってることが大前提なんです。
まとめ:脂肪を燃やすと“過去のゴミ”も一緒に出てくる
ケトジェニックって、ただの脂肪燃焼ダイエットじゃありません。
脂肪の奥底に眠っていた“見えないゴミ”と向き合う、いわば「身体の大掃除」みたいなもの。
だからこそ、肌に出る不調や変化は、身体からのサインだと思ってあげてください。
水分、野菜、ミネラル、休養を意識して、「燃やして、出して、整える」を大事にすること。
それがケトをうまく続けていくコツです。
▶ おまけ:サポートが欲しい方へ
もし今、ケトジェニックをしていて「ちょっと不調出てきたな…」という方は、
LINEにて「ケト中のサポート相談」も受付中です。
必要に応じて、「ケト中に出やすい不調と対策リスト」をプレゼントしています。
無理せず、正しく、楽しくケト生活を続けましょう!