
長生きのカギはどこにある?──カロリー制限・断食・糖質制限を比較してみた
「人類で一番長生きするにはどうすればいいのか?」
この問いは昔から科学者もダイエッターもずっと悩んでいるテーマです。で、よく出てくるのが カロリー制限(Calorie Restriction, CR)。
「食べる量を減らせば長生きできる!」って聞いたことありますよね。実際どうなのか、最新の研究と僕の見解を整理してみます。
カロリー制限:確かに寿命は伸びる、でも人間は複雑
・ネズミや線虫の研究では「カロリーを2〜4割減らすと寿命が延びる」ことが確認済み。
・サルの研究では「生活習慣病リスクは下がるけど寿命そのものは延びなかった」という結果も。
・人間では「カロリー制限=長寿」はまだ証明されていませんが、血圧・血糖・脂質は改善するので健康寿命にはプラス。
👉 ただし、栄養不足や筋肉減少はリスク。特に高齢者に「カロリー制限しとけば安心!」は危険です。
断食(ファスティング):時間をコントロールするだけで代謝が変わる
・16時間断食や5:2ファスティングは、食べない時間にオートファジー(細胞の掃除機能)が働くのがポイント。
・カロリー制限と違い、総カロリーを大幅に削らなくても効果が出やすいのがメリット。
・実際に人間でも「インスリン感受性改善」「炎症マーカー低下」などが報告されています。
👉 「量を減らす」より「食べない時間を作る」方が現代人には実践しやすいし、ストレスも少ない。
糖質制限:脂肪代謝をオンにする生存戦略
・糖質を減らすと体がケトン体を作り、脂質代謝にシフト。
・これにより血糖値が安定、インスリン分泌が減り、体脂肪を燃やしやすくなる。
・寿命そのものに直結するデータは少ないけど、肥満・糖尿病・動脈硬化のリスク低下=健康寿命を延ばす可能性大。
👉 「長生き」というより「病気になりにくい体を作る」方向性で強い。
まとめ:寿命を延ばすのは「栄養を減らす」より「代謝を整える」
結論としてはこうです。
・カロリー制限=動物では有効、人間はまだ証拠不足
・断食=実践しやすく、代謝改善や生活習慣病予防に有効
・糖質制限=肥満・糖尿病リスクを下げ、健康寿命に直結
つまり、「ただ食べる量を減らす」より「代謝をコントロールする」ことが大事。
カロリー制限がもてはやされた時代から、今は「断食」や「糖質制限」といった代謝をハックする方法が注目されているわけです。
👉 僕が運営している「EATHACK断食プロテイン」も、まさにこの代謝ハックを助けるために作ったものです。空腹時間をコントロールして、ストレスなく長期的に続けられるように設計しています。気になる方はこちらをチェックしてみてください。
ミウラ的にいうと、「人間、食べなさすぎても早死にするし、食べすぎても早死にする」。
じゃあどうする?って言われたら、やっぱり「賢く代謝をハックする」のが一番の近道だと思ってます。