旦那の方が痩せやすい?! 体の構造から考える男女の痩せやすさの違い。
「一緒にダイエット始めたのに、なんで私だけ減らないの…?」
――このセリフ、実は全国共通。
一言で言っておくと、男性より女性のダイエットの方がはるかに難しいです。
理由は意志の問題ではなく、体の仕組みがそもそも違うから。
「守るために太りやすい」──女性の体は、生きるためにできている
女性の身体は、原始時代から「命をつなぐ」ことを最優先に設計されてきました。
そのため、体はエネルギーをため込みやすいモードに常に設定されています。
ホルモンの働きによって、
排卵後〜生理前(黄体期)になると体温が上がり、体内の水分をキープしようとする。
結果、むくみやすく、脂肪も落ちにくい。
「昨日まで調子よかったのに、急に体重が戻った…」
それ、サボりじゃなくてホルモンのせいです。
「燃える工場の数が違う」──筋肉量が男女の差を作る
同じダイエットをしても、夫の方がどんどん痩せていく――。
その裏には明確な理由があります。
男性は筋肉量が多く、脂肪を燃やす“エンジン”をたくさん持っています。
一方、女性は筋肉量が少ないため、
基礎代謝=生きているだけで消費できるカロリーが少ない。
つまり、同じメニュー・同じ量を食べても、
旦那さんはスイスイ落ちて、奥さんは停滞しやすい。
「代謝がいい男」と「代謝が控えめな女」という構図は、
生物学的に見れば、完全に自然現象なんです。
「頑張ってるのに結果が出ない」──それ、怠けではなく設計の違い
多くの女性が「私、意志が弱いのかな」と自分を責めてしまう。
でもそれは構造的に不利なルールで戦ってるだけ。
生理周期、ホルモン、筋肉量、睡眠、ストレス。
このすべてが代謝に影響します。
男性よりも多くの“変数”を抱えているのが女性なんです。
だから本当は、「頑張ること」よりも、
「正しく仕組みを整えること」の方が圧倒的に重要。
ホルモンのリズムを理解し、栄養を削らずに整える。
その方が、精神的にも体的にもリバウンドしにくい。
「比べない勇気」──夫婦ダイエットで気をつけたい落とし穴
夫婦でダイエットすると、数字の差が余計にストレスになることがあります。
体重の落ち方が違うのは当然。
比べるなら「体重」ではなく「習慣の変化」にしてください。
・朝ごはんを見直せた
・間食を我慢できた
・夜の眠りが深くなった
数字よりも、体の内側の変化を見つけるほうが、ずっと長く続く。
「痩せにくい」は“才能の問題”ではない
男女の痩せやすさの違いを知ると、
「自分はダメなんだ」と思う理由が一気になくなるはずです。
女性の身体は“守る力が強い”――それは裏を返せば、
回復力と安定力に優れているということ。
焦らず、比べず、仕組みで整える。
僕の断食プロテイン(EATHACKはこちら)も、
この「構造的に不利な女性の代謝」を理解した上で、
ホルモン変動期でも安定して栄養が摂れるよう設計しています。
最後に──焦らなくていい。仕方ないこともある
女性の身体は、男性よりも複雑で、変化が多い。
だからこそ、「焦らないこと」もダイエットの大事なスキルです。
体重が落ちない日があっても、それは失敗ではありません。
仕方ないことだと諦めることも、立派な自己管理の一部。
生理やホルモンの波は、努力でコントロールできるものではありません。
だからこそ、焦るよりも“理解してあげること”。
それが本当の意味で、自分の体と向き合う第一歩です。







