「筋肉をつけたいから週1で筋トレしてます」への正直な話
女性の方からよくこんな相談を受けます。
「筋肉をつけたいと思って、週1回は筋トレしてるんです」
この話、気持ちはすごくわかります。
でも、かなり正直に言うと――
その期待値だと“筋肉をつける”ではなく、“筋肉を維持する”に近いです。
これは否定でもマウントでもなく、事実としての話です。
筋肉って、そんな簡単につかない
「私、筋肉全然使ってないんですよね」と言われることも多いですが、
僕自身も経験がありますけど、筋肉をつけるって本当に簡単じゃないです。
ちゃんと筋肉を増やそうと思ったら、
・パーソナルトレーニングをつける
・週2〜3回
・それなりの負荷をかける
・食事や回復も含めて管理する
これをある程度の期間、ちゃんとやる必要があります。
しかも、短期的に目に見えて増えるものでもありません。
なので、「週1で軽く筋トレしてるのに全然筋肉つかないんです…」と落ち込む必要は、正直まったくないです。
じゃあ、筋肉つかないなら運動しなくていい?
ここでよく出てくる勘違いがあります。
筋肉がつかないなら、運動する意味ないですよね?
これは完全に逆です。
筋肉は、男性でも女性でも、年齢を重ねるほど確実に減っていくものです。
何もしなければ、黙ってても落ちていきます。
だから大事なのは、
・筋肉を「増やす」ことだけを見るのではなく
・筋肉を「減らさない」ことに目を向けること
この視点です。
「維持できている」だけでも、かなり価値がある
週1回の筋トレ、軽めの運動。
これで筋肉がモリモリ増えることは正直ありません。
でも、
・筋肉の減少スピードを抑える
・日常生活での動きやすさを保つ
・代謝や体調を大きく崩さない
こうした効果は、十分に期待できます。
筋肉がついていない=無意味ではありません。
むしろ「ちゃんと維持できている」なら、それはかなり良い状態です。
筋肉への期待値を間違えると、しんどくなる
筋肉の話で一番しんどくなるのは、
「思っていた成果が出ないこと」そのものより、期待の置き方を間違えることです。
・週1の筋トレ → 筋肉を増やすため
ではなく
・週1の筋トレ → 筋肉を減らさないため
こう考えるだけで、気持ちはかなりラクになります。
まとめ:正しく期待して、ちゃんと続ける
筋肉は、
・本気で増やすなら、それなりの覚悟と環境が必要
・でも、軽い運動でも「減らさない」ことはできる
そして、年齢を重ねるほど、
「筋肉を減らさない努力」は確実に効いてきます。
筋肉について過度な期待をしすぎず、
でも「やらなくていい」とも思わず、
淡々と、軽くでもいいから体を動かす。
このスタンスが、長く一番ラクで、一番現実的です。
筋肉は、裏切らないけど、甘くもない。
だからこそ、正しく付き合っていきましょう。







