肥満遺伝子って存在するの?
『親が太ってるから私は痩せられない、、、』と言う人も全員救いたいと思っている、健康食品業界のザビエルこと三浦です。
#ボケがひどすぎる
事実、遺伝のせいで痩せられないです。と相談を受けることが多々あり、遺伝なんて関係ないんじゃない?と思っていたんですが、ちゃんとした知見がなかったので、本を読みました。
『肥満遺伝子』でAmazonで検索したんですが、これしか出てこなかったのと、白澤卓二先生の本は面白いのでコレを読みました。
余談ですが白澤卓二先生の有料セミナーに参加して支離滅裂に聞こえるようなことを言ってて『この人大丈夫かな?』と思ってましたが、単なる天才でした。
で、結論肥満遺伝子はあるのか?という問いに対して、この本を読んだ僕の結論は『恐らくある』です。
ただ遺伝子・DNA・ゲノムへの理解が必要なので、完全に説明するのは道のりがまだまだ遠いです。
#白澤卓二先生すげえ
肥満遺伝子は飢餓時代を過ごした先祖から繋がってきたもので、日本人は約30%の人が持ってると書かれています。これは欧米の方々より多いのでアジア人系は肥満遺伝子を持っています。
ただ日本人はじめアジア人はインスリンの分泌量が欧米人に比べて少なく、太っているように見えないが糖尿病になりやすい側面もある。とのことです。
ただ、この本に記載されてる興味深い2つのケーススタディがあり、『ピマインディアンの悲劇』と『一卵性の双子の環境変化』があります。
ピマインディアンは自然の中で暮らしていたのですがアメリカ人の生活介入によって、生活を保護されたんですが、加工食品などを口にする機会が増え、糖尿病患者が激増しました。
自然からの食事を受けていた時は健康だったのに、生活保護のために食事が変わって糖尿病になるってのは皮肉な話ですね。なので、これは環境因子による脂肪が増えたという話。
あと、一卵性の双子を別々の環境で育てた時に片方は肥満になり片方は適正体重だった。しかし適正体重を肥満の子供と一緒に暮らすようにしたら肥満になった。という結果もあります。
なので『肥満遺伝子はある』『けど環境因子も確かにある』ってのが結論です。ただ肥満遺伝子の方も絶対に太る、ってことではなくて環境因子の改善で減量できる可能性もあると思います。
例えば両親が太っていたら子供も太る可能性が高い。というデータもありますが、これは両親が太る食事をして子供も一緒に食べれば太るよね。って側面もあり、この場合だと環境因子になります。
なので一概になんでも言えなくて本当に雑なまとめ方なんですけど『それでも頑張ってみませんか?』というのが三浦の結論です。
なおダイエット関連の話で言うと、この本の締めくくりとしてはレプチン という食欲を抑えて脂肪燃焼を促進するホルモンが凄く大事。
ケトン体は脳のエネルギーになるし、長寿遺伝子のスイッチが入る。
のでケトジェニックダイエット良いよ。という話でした。肥満と遺伝子の関係が気になる方は是非読んでみてください。
それでは本日は以上です!!