40代から痩せない理由は「代謝の硬さ」だった?糖質制限ダイエットが代謝を柔らかく。栄養科学と代謝柔軟性で“落ちにくい体”を変える方法
僕は、“社会の脂肪を減らす” をコンセプトに活動しているダイエット食品屋の三浦卓也です。 普段は、自社ブランドの商品開発をしながら、お客様のダイエット相談にLINEで無料対応している人間です。(栄養の書籍とか出してます) 年齢や体質で「痩せにくくなる理由」を論理的に伝え、正しい食事と習慣づくりをサポートすることを仕事にしています。 1000人以上のダイエット相談を受けてきて感じるのは、40代以降の「痩せにくさ」は、食事量や運動だけでは説明できないということ。 実際に多くの方がこう言います。 「食べてないのに体重が落ちない」「午後になると頭がぼーっとする」「甘いものをやめたいのに我慢できない」 これは意思の問題ではなく、年齢とともに起こる“生理的な変化”です。 40代から身体が変わる3つの理由 1. 筋肉量が年1%ずつ落ち、代謝が下がる 基礎代謝の約20%を占める筋肉は、40代から自然に減り始めます。 基礎代謝の約20%を担う「筋肉」は、実は40代を境に、毎年1%ずつ自然に減少していきます。これは加齢によって誰にでも起こる現象で、特別な病気があるわけでも、生活が乱れているわけでもありません。 いわば“体の仕様”です。 同じ生活でも以前より太りやすくなる 筋肉は“体の中で最もエネルギーを消費する部位”。 例えば、家事をしていても、歩いても、何もしなくても筋肉は常にカロリーを使ってくれています。 しかし筋肉量が減ると、この「勝手に消費してくれるエネルギー」がどんどん減ってしまう。 20代と同じ生活をしていても、消費カロリーが自然に減っているため、体重が落ちにくくなるのは当然の流れです。 2. インスリン抵抗性が上がり、少しの糖でも太りやすくなる 10代・20代と同じ糖質量でも、脂肪として蓄えられやすくなります。 10代・20代の頃と同じ量の糖質を食べても、40代以降は“脂肪として蓄えられやすい”という現象が起こります。 これは インスリンの働き(糖を処理する力)が年齢とともに弱くなる ことが大きな原因です。 インスリンは「血糖値を下げて、糖を消費させる役割」を持つ 食事で糖質(ご飯・パン・麺・甘いもの)を摂ると、血糖値が上がります。 すると体は「血糖値を下げないと危険だ!」と判断し、インスリンというホルモンを出します。 このインスリンが、血糖を筋肉や肝臓に送り込み、エネルギーとして使う仕組みです。...












