ミウラがそんなに簡単に商品開発をできない理由
「新しい味まだですか?」
「次はイチゴ味お願いします!」
「バナナ味とか絶対美味しそう!」
こんな声をいただけるの、本当に嬉しいんです。
むしろ、めちゃくちゃ作りたい。
僕も飲みたい。
実際、試作品レベルで言えば、いろんな味のサンプルは作っています。
抹茶。
イチゴ。
バニラ。
カフェモカ。
工場さんと相談しながら、「これうまいな…」みたいなサンプルができることもあります。
ただですね。
ここで問題が発生します。
「商品化する」のって、めちゃくちゃお金がかかるんです。
たまに、
「そんなに作るのって大変なんですか?」
と聞かれるんですが、これがですね。
町のケーキ屋さんみたいに、
「じゃあ今日は5個だけ作ります」
みたいな世界じゃないんです。
僕らはサプリメント工場や製薬系の工場に依頼して商品を作っています。
なので、“ロット”という概念があります。
簡単に言えば、
「最低でもこれくらいの数量は作ってくださいね」
という工場側の生産単位みたいなものです。
そして、このロットが普通にデカい。
例えば皆さんに今の価格帯で商品を届けようと思うと、500個〜1000個くらいは作らないと成立しません。
すると何が起きるか。
1回の発注で、数百万円飛びます。
普通に飛びます。
しかも味違いを増やすと、その数だけお金が必要になります。
イチゴ味で数百万円。
抹茶味で数百万円。
バニラ味で数百万円。
気づいたら、
「商品増えてる!」
ではなく、
「口座残高減ってる!」
になります。
だから「簡単に新商品を増やせない」というのが現実です。
もちろん、
「じゃあロットを減らせばいいじゃないですか」
という考えもあると思います。
でも、それをやると今度は1個あたりの原価が上がります。
経済の論理ですね。
大量に作るから単価が下がる。
少量だと単価が上がる。
なのでロットを減らすと、今度は販売価格をもっと高くしないとビジネスが成立しなくなります。
でも、僕としてはなるべく手に取りやすい価格で届けたい。
だから、
・品質
・価格
・ロット
・在庫
・キャッシュフロー
この辺りを毎回めちゃくちゃ悩みながら商品を作っています。
特にうちみたいな規模の会社は、大企業みたいな資本力があるわけではありません。
例えば、SAVASを作っている 森永製菓 さんであれば、会社規模として何百億、何千億という売上があります。
最近すごく勢いのある VALX さんも、とても大きな会社です。
一方で、うちはかなり小規模。
ほぼ“個人法人”みたいな感じです。
だから正直、フットワークは重いです。
「来月新味10種類出します!」
みたいな世界観ではありません。
でも逆に言えば。
僕らは、適当に増やしてないです。
「これ本当に続けやすいか?」
「ちゃんと美味しいか?」
「毎日飲めるか?」
「価格は現実的か?」
「栄養バランスは納得できるか?」
みたいなことを、かなり考えながら作っています。
だから少し時間はかかるかもしれません。
でも、一生懸命やっています。
皆さんからいただく
「この味好きです」
「これなら続けられる」
「人生変わった」
みたいな言葉が、本当に励みになっています。
これからも、無理に商品数だけを増やすのではなく、
ちゃんと納得できるものを、少しずつ増やしていきたいと思っています。
今後とも、ミウラタクヤ商店をよろしくお願いします。








