「水を飲んだら太る」は事実です
「更年期になってから痩せづらくなった」
「年齢を重ねると、水を飲むだけで太る」
こういう話、よく聞きますよね。
で、僕は思うんです。
水を飲んだら太る。それは事実です。
だって、水を500ml飲んだら、体重は約500g増えますから。
当たり前の話です。
ただ、ここで多くの人が勘違いしていることがあります。
体重が増えることと、体脂肪が増えることは、まったく別の話です。
水を飲んでも、脂肪は増えません。
水にはカロリーがありませんから。
そもそも、人間の体脂肪って、そんな簡単に作れるものじゃないんですよね。
例えば、体脂肪を1kg増やすには、ざっくり7,000〜7,700kcal程度の余剰エネルギーが必要だと考えられています。
もちろん個人差はありますが、昨日より体重が1kg増えたからといって、昨日1kgの脂肪がついたわけではありません。
人間の体重は、水分量、胃腸の内容物、グリコーゲン、塩分摂取量など、いろいろな要素で変動します。
お酒を飲んだ翌日に体重が増えることもあるし、炭水化物をたくさん食べた翌日に増えることもあります。
でも、それが全部脂肪になっているわけではない。
むしろ、短期間の体重変動は水分の影響がかなり大きいんです。
ここを理解していないと、ダイエットは本当にしんどくなります。
昨日より500g増えた。
「ああ、太った。もう嫌だ」
翌日800g減った。
「やった!痩せた!」
いやいや、そんなに毎日、脂肪が増えたり減ったりしているわけじゃないですから(笑)。
もちろん、更年期や加齢によって、ホルモンバランス、筋肉量、活動量、脂肪のつき方などが変わることはあります。
だから、年齢を重ねると体重管理が難しくなるという話自体は否定しません。
ただ、それと「水を飲んだだけで脂肪が増える」という話は別です。
そして、もうひとつ言いたいことがあります。
「水を飲むだけで太るから、もう痩せられない」と言い訳にして、諦めるのはやめましょう。
もちろん、年齢や体質によって痩せやすさに違いはあります。
でも、それは「何をやっても無駄」という意味ではありません。
食生活を見直す。歩く時間を増やす。筋肉を使う。睡眠を整える。
できることは、まだまだたくさんあります。
自分の体質を理解することは大切ですが、体質を理由に可能性まで否定するのは、ちょっともったいないと思うんですよね。
僕がダイエットで大事だと思っているのは、体重という数字に振り回されるのではなく、自分の体で何が起きているのかを理解すること。
体重計は便利ですが、体脂肪の増減をリアルタイムで教えてくれる機械ではありません。
だからこそ、毎日の数字に一喜一憂するより、1週間、2週間、1ヶ月という単位で変化を見る方が合理的だと思っています。
ダイエットって、もっとシンプルに考えていいんですよね。
水を飲んだら体重は増える。
でも、水を飲んだから脂肪が増えるわけではない。
「体重を減らすこと」と「体脂肪を減らすこと」を混同しない。
そして、年齢や体質を理由に、自分の体を変えることまで諦めない。
ちなみに、体重を減らしたいからといって水分を控えるのはおすすめしません。
それは脂肪を減らしているのではなく、単に体の水分を減らしているだけなので。
体重計の数字を減らすことが目的なのか。
それとも、健康的で調子のよい体をつくることが目的なのか。
僕は、後者の方がずっと面白いと思っています。
「水を飲むだけで太る体質だから」と諦めるより、「じゃあ、自分の体をどう変えていこうか」と考える。
その方が、人生はずっと前向きになると思います。








